公益財団法人 廿日市市芸術文化振興事業団│第26回平和美術展 基町高等学校の生徒と被爆体験…

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はつかいち美術ギャラリー
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休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は、翌平日)
第26回平和美術展 基町高等学校の生徒と被爆体験証言者との共同制作による「原爆の絵」原画展
会期
2022年07月14日(木)〜 2022年08月14日(日)
開館時間
10:00〜18:00(入館は17:30まで)
休館日
毎週月曜日(ただし7月18日(祝・月)は開館し、翌19日(火)は休館)
会場
第1展示室、第2展示室、第3展示室
料金
観覧無料

人類史上初めて広島に原爆が投下されて77年。核兵器の恐怖と、その非人道性を知る私たちは、核兵器廃絶、そして真の恒久平和を訴え続けていかなければなりません。その一つの方策として、はつかいち美術ギャラリーでは開館以来毎年8月を中心に、美術作品を通して平和について考える「平和美術展」を開催しています。26回目となる今回は、広島平和記念資料館が、広島市立基町高等学校普通科創造表現コースの協力を得て、2007年度から被爆体験証言者と同校生徒が共同で制作している「原爆の絵」の原画、約100点を展示します。

「原爆の絵」は、被爆者の方が証言活動を行う際、言葉ではなかなか伝わりにくい場面や状況を少しでも理解しやすいように絵画として表現するものであり、完成した「原爆の絵」は広島平和記念資料館に寄贈されています。それぞれの証言者が修学旅行生などに被爆体験を話す際に、当時の状況をより分かりやすく伝えるため「原爆の絵」は使われています。

被爆体験の継承の一つの形として、「原爆の絵」として後世に残すことは、高校生が被爆者の思いを受け継ぎ、平和の尊さについて考えることにつながっています。何度も打ち合わせを重ねながら1年間かけて制作される絵は、当時の惨状を克明に描き出すものであり、証言者の記憶や思いに高校生が寄り添い、双方の気持ちを共に伝える貴重なものです。

現在の混沌とした国際情勢の中、ひとり一人が、「生命の尊厳」「平和の大切さ」そして「過去からの延長線上である今を生き、未来へつなぐ」ことについてあらためて考える機会となればと念じております。

 

○新型コロナウイルス感染防止の為、マスク着用・検温・アルコール消毒等のご協力をお願いします。
○混雑時には入場制限を行う場合があります。

【関連行事】※新型コロナウィルス感染拡大防止のため、予定の中止や変更の可能性があります。

■ギャラリートーク(作品解説)

 日時:①7月24日(日)11:00~ ②7月31日(日)14:00~

講師:制作に携わった基町高等学校美術科 橋本一貫元教諭

制作者OB:曽根 沙也佳(広島大学教育学部)(7/24) 山土 莉奈(広島大学教育学部)(7/24)

前田 葉月(広島市立大学芸術学部)(7/31) 三坂 日奈子(広島市立大学芸術学部)(7/31)

会場:はつかいち美術ギャラリー 展示室内 申込不要 (先着順)